研究内容

研究開発方針

 当研究会では,研究内容を①エンドユーザ向け,②高度利用者向け,③開発向けに分けて取り組むとにしています

①エンドユーザ向け

 オンラインビデオ会議など,地域のコミュニティ団体にメリットのある教材作りに取り組むこととしています。そのため,当面はGoogleサービスを中心にIT教材を準備することになります。

 それは,研究に利用するサービスが無料で,個々人のPC環境に左右されない条件で選ぶため,クラウドサービスであるGoogleサービスが当面のターゲットになると考えているからです

 しかし,廿日市で働く人の有用性を考えると,将来的にはMicrosoft TeamsやZoom視野に入れて研究する予定にしています。

②高度利用者向け

 これについては,企業の仕事を受けられる高度なITリテラシー分野を考えています。具体的には,エクセルVBA,GAS,RPAプログラミング,IoTプログラミング,クラウドサービス(AWS等)利用など,業務の自動化役立つ技術の研究や開発主なターゲットにしています。

 例えばエクセルVBAなどは,表計算ソフトのいろいろな関数をイメージしやすいですが,それらはインターネットの世界に沢山の教材がありますので,当研究会ではWebAPIの使い方や,フォーム系の使い方,あるいはローカルファイルの操作等に重点を置くことにしています。

 また,ITによる業務自動化が将来重要になると考えており,GAS(Google Apps Script)やフリーのRPA(ロボティック・プロセス・オートメーション ),SBC(小型ボードコンピュータ)やLinuxを活用したIoTプログラミング,環境構築のためのクラウドサービス(AWS,GoogleEngine,MicrosoftAzure)などについて研究を進めていきます。

開発者向け

 これについては開発言語が主体になりますが,将来性から考えてWeb開発系ではPHPやJavascript,AI開発系ではpythonから始める考えです。

 企業などの開発受託では,「C#」や「.Net」のマイクロソフト系,あるいはJAVAなどの仕事が多いようですが,習得に時間がかかるのと,習得した頃には世の中の流れが変わっている可能性があるため,Python,PHP,Javascriptを優先して学習することにします。

 また,最近はローコードやノーコードによるソフト開発を喧伝する向きがありますが,残念ながらこれらのソフトツールは互換性が乏しいと考えます。どれかに決めて進めても,将来,無駄な投資に終わる可能性が高いため,これらのソフトには深入りしないことにします。

 但し,IoTの関係で,Node-redというローコードツールについては,流用性が高いため,IoTを学習する過程で研究する予定とします。